兵庫県にある伊丹では「鳴く虫と郷町」という鳴く虫をかごや壺に入れ、街路樹につるしたり店先に飾ったりして、虫の音を伊丹全体で愛でる10日間、秋の風物詩のひとつがあります。
プロジェクトを生んだのは、「はたらくカタチ研究島」の地域ブランディングで淡路島とも深くお世話になっている中脇健児さん。
今回、「鳴く虫と郷町」の関連イベント、中脇健児さんと伊丹市昆虫館の坂本昇さん企画、第五回目の「現代里山考」で北坂がゲストで招いて頂きました。
現代の里山で営みをおくる生産者・研究者・芸術家などをゲストにむかえ、その暮らしぶりを聞き、ゲストゆかりの食材を伊丹の老舗イタリアン「アントン」のオーナーシェフ中村明さんによるフルコースで味わう企画です。
ご参加さんの中では伊丹を盛り上げている方々や音楽家の方、自給自足の方、虫との関連イベントからケムシが大好きお姉さんまで多種多様の方々。
たまごの話から餌、鶏糞、淡路島の環境を生かした育て方、かしわ、関わっていく人達、養鶏場のあり方等、質疑応答入れてミッチリお話した後は、中村さん腕による養鶏場にちなんだフルコース!
中村さんはジビエや中にはエッと思わせる食材でも捌いては美味しく調理してくれる凄腕シェフです。
鹿のお肉も臭みなく柔らかかったです。
たまごの食べ比べはした事あるけど、かしわの食べ比べは初めてでした。比べることで肉の色から弾力や味わいも違うことを発見。親鳥になると肉は固くなっていきますが、ハンバーグになることで食べやすさと食べ応えがしっかりあって、流石中村さんです!
どれも美味しかった~。
帰りは外が気持ち良く秋らしい夜で虫たちの鳴き声の下でお疲れ様会をし、
伊丹と淡路のアツイ話が繰り広げられました。
鳴く虫と郷町→http://www.nakumushi.com/
itariannresutoranANTON→https://www.i-anton.com/